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お知らせ

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2022.09.22
10月のハガキ1枚分のメッセージ
ルカによる福音書10章29節

「では、わたしの隣人とは誰ですか」

「では、わたしの隣人とは誰ですか」というこの言葉はイエス・キリストが言われた言葉ではなく、キリストに向かって投げかけられた言葉です。聖書の中の「良きサマリア人」という話の中の言葉です。主イエスが「隣人を自分のように愛しなさい」と教えた時、これを聞いていた人が「私の隣人とは誰ですか」と問うたのです。人は責任の問われる問題が自分に向けられる時焦点をそらそうとし、その大事な問題から逃れようとします。隣人を愛すると言っても、その隣人とは誰であるのかが明確でなければ、あるいは明確に示されなければ、愛を行うことができないというわけです。愛を行う前提条件ということです。ここで主イエスは譬え話をします。ユダヤ人(主イエスもユダヤ人)は当時サマリア地方の人々と交わりを持ちませんでした。そのサマリア人が強盗に襲われて傷ついた人を助けたという譬え話です。隣人に見なしてもらえない人が手を差し伸べて助けるという行為の中に、「隣人となる出来事」を見るのです。隣人とは愛の前提条件ではなく、もし前提があるとしてもそれを打ち破って、本当の愛は隣人を創出する力であることを示されるのです。これは単なるきれいごとではなく、罪のゆえに本来隣人とはみなされない私たちに、神自ら主イエスにより手を差し伸べて隣人となって下さったのです。
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